MLMとは?ネットワークビジネス、マルチ商法との違いを知る!
MLMとネットワークビジネスの違いって何?
MLMってマルチ商法のことでしょ?
現在では、日本でもネットワークビジネスをMLMと呼ぶことが多くなりました。
MLMと聞くと、\それってマルチじゃん!!/と連想する方も少なくありません。
MLMとネットワークビジネスは一見違うように見えますが、基本的には同じなのです。
さて、これらの言葉の違い、どのように理解すればよいのでしょう?
MLMとネットワークビジネスの違い
ズバリ、MLMとネットワークビジネスの仕組みには違いはありません。
ネットワークビジネスの本場アメリカで、MLM(マルチ・レベル・マーケティング)と呼ばれているのがネットワークビジネスのことなのです。
MLMとは、Multi Level Marketing(マルチ・レベル・マーケティング)の略で、連鎖販売取引とも呼ばれている 【連鎖販売取引(れんさはんばいとりひき)とは?】 特定商取引法(特商法)の第33条で定義される販売形態のことで、俗称では、MLM(マルチレベルマーケティング)の他にも、ネットワークビジネスやマルチ商法といった呼ばれ方もします。
ネットワークビジネスをマルチ商法(=ネズミ講)という意味でMLMと呼ぶ人がいますが
マルチ・レベル・マーケティングのマルチとマルチ商法まがいのマルチは、全く意味が異なります。
マルチ商法(ネズミ講)とは、製品の流通を伴わない犯罪行為です。
同じマルチなので誤解する人が多くて、紛らわしいですね。
MLMとマルチ商法の仕組みの違い
マルチ商法って違法で悪いイメージを持ってた・・・
MLMと聞くと、「マルチでしょ?」と連想する方も少なくありません。
そう言われる理由もあります、仕組みにおいては「マルチ商法=MLM=ネットワークビジネス」が成り立つからです。
なので、連鎖販売取引として定められている規制を破らなければ、違法となることはありません。
MLM自体は、立派なビジネス手法です!
マルチ商法とは何か?
「マルチ商法」の「マルチ」は、マルチ・レベル・マーケティングから取られたもので、MLMとも呼ばれていることはわかりました。
それらは、「特定商取引に関する法律」の「連鎖販売取引」に該当するものを指しており、「無限連鎖講」であるところのいわゆる「ネズミ講」と区別されます。
ただし、「マルチ商法」という言葉も、用法が非常に曖昧であり、「連鎖販売取引」のうち、特に悪質なものを指して用いる場合もあります。
また、「マルチ商法 = 連鎖販売取引」であるか、という点は、各省庁や消費生活センターなどの公的機関においても、必ずしも見解が一致していないようです。
連鎖販売取引って?
具体的には、以下のような条件(特定商取引法)を全て満たす販売形態が連鎖販売取引とされます。
- 物品の販売(または役務の提供等)の事業であって
- 再販売、受託販売もしくは販売のあっせんをする者を
- 特定利益(紹介料や販売マージン、ボーナス等)が得られると誘引し
- 特定負担(入会金、商品購入費、研修費等の名目で、何らかの金銭的な負担)を伴う取引をすること
MLMは、この連鎖販売取引に則った販売形態なんですね!
MLMは何らかの商品を販売する。
自分が勧誘したグループの売り上げに対して、一定割合が収入となる。 収入が得られる範囲が決まっている(孫、ひ孫会員までなど) あとから会員になった人でも販売力があれば上の人を追い抜くことが可能、など
商品が流通する限り基本的に破綻しないシステムのため、特定商品取引法で連鎖販売取引と定義されている合法ビジネスなのです。
また、この販売形態は、店舗を持なたくて良いですし、口コミで販売していくスタイルであるため、宣伝広告費も掛けなくて済みます。
だから、販売コストを低く抑えて、利益が出やすい仕組みなんですね![
マルチまがい商法とは何か?
「マルチまがい商法」も曖昧な言葉で
特定商取引に関する法律」で規制しきれない悪質なマルチ商法のこと
マルチ商法」という呼び名ではイメージが悪いとのことから「マルチ商法ではない」という意味で用いられる
など様々な例があるようです。
特に、悪質なマルチ商法を指して、悪徳マルチ商法と呼ぶこともあります。
現在は、法改正が進み、マルチ商法の定義が拡大したため、こうした言葉はあまり使われなくなったそうです。