ネットワークビジネスとネズミ講の違いを知る【ネズミは違法です!】
ネットワークビジネスの話をすると、
それってネズミ講でしょ?
などと言われたことはありませんか?でも、それは誤った解釈です。
ネットワークビジネス=ネズミ講ではありません!
ネットワークビジネスとネズミ講が残念ながら一緒にされてしまうのは、この2つに似ている点があるからです。
この機会に「ネットワークビジネス」と「ネズミ講」の違いをしっかり理解しておきましょう。
ネットワークビジネスとネズミ講の違いとは?
ネットワークビジネスとネズミ講の一番の違いは、流通する商品の有無です。
しかし、よく似たピラミッド型の組織図で表現されることから、ネットワークビジネスをネズミ講だと誤解している人がまだまだ沢山いるようです。
ネズミ講のピラミッド型は金銭配当組織、ネットワークビジネスのピラミッド型は、会社が報酬を支払うための計算式です。
ネズミ講には、流通する商品がありませんが、対するネットワークビジネスは、商品の流通が大前提です。
ネズミ講とは
ネズミ講の仕組みを簡単に説明します!
この繰り返しで、組織の上部の人間が利益を独占するシステムです。
末端になるほどリスクが増え、限界まで広がると破綻します。
ネズミ講には実際の商品やサービスが存在せず、多くはその組織に参加するための入会金の様なものを払い、それをアップが山分けしていくという仕組み。
商品もサービスも手元に何も残らないというのは何だか不安になりますね。
無限連鎖講とは
ネズミ講は、1970年代に「無限連鎖防止法」という法律がつくられて、取り締まられるようになっています。
ネズミ講を新しく始めることも、加入することも違法ということです。
無限連鎖講(むげんれんさこう)とは、金品を払う参加者が無限に増加するという前提において、二人以上の倍率で増加する下位会員から徴収した金品を、上位会員に分配する事で、その上位会員が自らが払った金品を上回る配当を受けることを目的とした団体の事である。
人口が有限である以上、無制限に成長する事が絶対的に有り得ないため、日本では無限連鎖講の防止に関する法律で禁止されている。
親会員から子・孫会員へと会員が無制限に、ネズミ算的に増殖していくシステムから、一般的にはネズミ講と呼ばれる。
特定商取引に関する法律第33条で定義される販売形態に沿った連鎖販売取引は違法とは言えず、その意味ではネズミ講とは呼べない。
また、マルチ商法、マルチまがい商法についても侮蔑的にネズミ講と呼ぶことがあるが、法的には一概に無限連鎖講とは言えない。他にはピラミッド商法という手法も存在している。
ウィキペディアより
ネットワークビジネスとは
ネットワークビジネスは、勧誘自体が収入になることはなく、その会社の製品が流通することで収入を得る仕組みです。
日本の法律にものっとっており、「連鎖販売取引」と呼ばれ、「特定商取引法」で定義される販売形態です。
ネットワークビジネスの収入は流通網を広げた手数料収入であり、個人と個人の間での金銭のやりとりは一切なく、伝える人がいなくなっても、商品の流通ある限り収入が入り続けます。
組織が大きくなっていった場合、紹介者の収入が得られるのは何段階まで、と決まっている会社が多いです。
アメリカの大学では1つのマーケティングの形態としてネットワークビジネスが授業に取り入れられ、日本でも99年度から、MLM(ネットワークビジネス)に関する講義が早稲田大学の一般ビジネススクールで 開催されています。
また、CMなどで有名な会社の多くが参入している事実があります。
知らない人が殆どですが、三基商事やノエビア、シャルレ、日健総本社など歴史のある企業が業界の第一線で活躍しています。
まとめ
ネットワークビジネスとネズミ講の違いが理解いただけたでしょうか。
商品 | 法律的に | 組織 | |
ネットワークビジネス | あり | 合法 | 流通がある限り継続 |
ネズミ講 | なし | 違法 | 破綻 |
世の中の「ネットワークビジネス=ネズミ講」という風潮によって、多くの人からチャンスを遠ざけてしまっていることはとても残念です。
ネットワークビジネスを正しく行い、成長している姿を見せて伝えていきましょう!