パラレルワーカーという新しい働き方が女性に人気の理由
定年まで一つの会社、一つの仕事に従事するという従来の働き方とは異なる「パラレルワーク」が今注目されています。
パラレルワークは2018年7月に発布された働き方関連法以降に普及し、特に20代の女性から注目されているとのこと。
調査によれば、パラレルワーカーは「好きなことを仕事にできる」ということを重視する傾向が強いことが分かっています。
男性と比較すると、女性にはこの傾向が強く、まさにパラレルワーカーは女性にぴったりなのです!
パラレルワークとは?
このスタイルは、複数の収入源を持つことを重視しているもので、本業とは別に複数のビジネスを持っていることを意味します。
これは副業とは異なり、副業は会社からの収入がメインとなる一方、パラレルワークは自分自身の興味や関心に基づいて、複数のビジネスを持つことを重視します。
そういった複数のキャリアや仕事をもっている人のことをパラレルワーカーとも呼びます。
“work “は日本語では「仕事」と訳されることがありますが、実際には「研究」「運営」「勉強」など複数の意味があり、必ずしも利益を目的としたビジネスだけを指しているわけではありません。
このことからわかるように、パラレルワークはビジネスに限らず、ボランティア活動、NPO(非営利組織)の活動、学術的な研究・調査、芸術家の創作活動など、複数の活動を並行して継続するさまざまな活動が含まれるのです。
もちろん、本業として複数の事業を持つこともパラレルワークとみなされます。
パラレルワークをするメリット
パラレルワーカーのメリットについてまとめます。
1・自分の夢を実現できる
子どもたちにピアノを教えることを目標に大学で音楽を学び、現在は事務職として働いている人が、パラレルワークとして子どもたちに音楽を教えるボランティアに参加すれば、夢をかなえることができるかもしれません。
2・起業や副業の下準備として役立てる
今の世の中、大手電機メーカーが外資系企業に買収されるなど、自分の勤めている会社がいつ苦境に立たされるかもわからない。
しかし、起業やフリーランスは、安定した利益を得られるレベルに達するまで時間がかかります。
その間は本業で安定した収入を確保し、生活に自信がついてから起業するのも一つの方法です。
3・得意分野を確立することができる
例えば、ある会社で「デジタルコンテンツ制作を勉強している」という人がいたとして、他にその分野に詳しい人がいなければ、「この人は専門家だから」とデジタルコンテンツ関連の仕事を任されることがありますよね。
このように、パラレルキャリアを持つことは、自分の専門分野を確立することにもつながるのです。
4・軽い気持ちで始めることができる
パラレルワークのメリットとして、「肩の力を抜いて始められる」ことが挙げられます。
例えば、「友達がやっていたから」「友達に誘われて趣味のサークルに参加したから」という理由で始めることもできます。
また、子供の頃の夢や、絵を描くことなどの好きなことをきっかけに始めることも可能です。
5・本業へのモチベーション維持や向上につながる
参加することで仕事からのストレスを癒すことができ、また新しいアイデアや見方を学ぶことができます。
これらは、本業へのエネルギーとモチベーションの維持や向上に役立つと考えられます。
パラレルワークを通じて、仕事に対するストレスを癒すことができ、また異なる考え方や物の見方を得られることがあります。
6 ・人脈が広がる
新しい活動を通じて、新たな繋がりが生まれます。
これにより、今までとは異なる人脈が生まれます。
この新たな人脈は本業にプラスの効果をもたらし、仕事のやりがいを高めることもあります。
たとえば、新しい人脈が本業につながらなくても、自分の人生にとって貴重な経験になるかもしれません。
7・自分の力を知ったり自分を見つめることができる
参加することで、新たな視点やアイデアを得られますが、同時に自分の自己評価も行うことができます。
このように、パラレルキャリアは自分自身を再認識するチャンスを与えてくれます。
パラレルワークのデメリットとは?
パラレルワークを行う際には、費用がかかることもあります。
活動内容に応じては月に数千円から数万円程度必要になる可能性があります。
ただし、副業と異なり、必ず利益や報酬が得られるとは限りませんので、自己負担になることが多いです。
継続することが大切ですね!
また、増える仕事量により、労働時間も増えます。これは身体に負担がかかることを意味します。
さらに、体調を崩すことで仕事に迷惑をかけるリスクもあります。そのため、自分のペースに合った仕事量を選ぶことが重要です。
パラレルワークと副業の違いとは?
副業とは、本業以外に別の仕事に携わることを指しますが、兼業は本業と別の事業を並行で行うことを意味します。
副業はWワークとも呼ばれ、メインとサブの仕事を明確に区別することが特徴です。
一方、兼業は本業だけではなく、別の事業にも関わることを意味します。
副業や兼業の主な目的は収入アップですが、パラレルワークにおいては収入アップ以外の目的もあります。
あなたはパラレルワーカーになりたいですか?
日本人はフリーキャリアを描ける社会に生きていますが、実は「自分のやりたいことを選んでいいよ」と言われても決められない人が多い傾向があります。
多くの人は自分が自由に人生を選んでいると思っていますが、実際には大学で就職に有利な学部を選んで入学していたり、大手企業や公務員など安定した生活を求めている就職先を選んでいるといった決まったカテゴリーから選択をしています。
このようなカテゴリーを持たない考えの人たちは、「好き」という気持ちだけで動いています。
そのため、パラレルワークもすぐに調べて始めることができます。
パラレルワークに興味がある人はまず、プライベートと仕事の「好きなこと」「得意なこと」を書き出してみてください。
次に「興味のあること」「やりたいこと」をリスト化して、ボランティアサイトを見て該当する案件があるか探してみましょう。
まとめ
今、好きなことを仕事にできると注目されている「パラレルワーク」
パラレルワーク仕事とプライベートのバランスを取りながら、学ぶことができたり、新しい出会い、スキルアップなどのメリットもあります。
パラレルワークを選ぶ際に、充実感と相乗効果を狙っていれば、1つの仕事に専念するよりも効率よく高収入を目指すこともできます。
収入を得ること以外にも、複数の仕事を通じて得られる人との出会い、スキル、ワクワクは貴重なもので、興味のあること好きなことがあるならトライしてみるのをお勧めします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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